JIA(日本建築家協会)による「第24回JIA環境建築賞」において、『神山町大埜地の集合住宅』が、グランプリである「JIA 環境大賞」を受賞いたしました。
ランドスケープ、建築設計者一体で取り組んだ「神山町のあす環境デザイン共同企業体」での受賞です。ビオフォルム環境デザイン室はこのチームに参画し、設計から竣工までの5年間を伴走させていただきました。
JIAでの入賞速報はこちら。
https://www.jia.or.jp/…/4635d1547b08929b6d5a5ae24e2859a…
お世話になった町の方々、町の職人さんたち、コーディネート役として活躍した「神山つなぐ公社」の方々に改めて感謝申し上げます。
今回の募集のテーマは「歓びが循環する環境建築」。審査委員長の小堀哲夫氏より「これまで性能やエンジニアリングの観点から語られることが多かった環境建築ですが、そもそも環境とは人間活動を取り巻くすべてを指し、すべてが繋がっています。建築そのものが地域性や歴史性、社会を包含するものであり、建築単体ではない共感できる視座が必要です」とありました。
今後の環境建築のあり方が問われた今回の賞ですが、多面的な取り組みで総合環境価値をどう作るか、ということがご評価いただいたものと考えます。建築の性能や新しい技術もとても大事なことと思いますが、加えてどう「環境」をとらえ、より良い世界へ繋げていくのか、の哲学と思想がまさに問われているのだと思います。
この賞を糧に、これからも環境と建築の関係性をより深く模索していこうと思います。
ビオフォルム環境デザイン室のHPでの紹介は以下をご覧ください。
https://bioform.jp/project/kamiyama
※神山町のあす環境デザイン共同企業体
・田瀬理夫 (プランタゴ)
・高木雅行 (アルキノーバ)
・鎌田あきこ(ユニットタネ)
・吉田涼子 (四方山設計)
・池辺友香子(いけべ建築設計室)
・秋山晴日 (国民公園協会 京都御苑)
・山田貴宏 (ビオフォルム環境デザイン室)