2025年11月10日

【Report】「住みかをつくる〜自然とつながる家づくりの学校」vol5.土を仕込む

「住みかをつくる~自然とつながる家づくりの学校」第5回目は「土壁」の壁に塗っていく土の準備「土練り」です。土は実際に塗っていく数か月~半年前に仕込んで寝かせ、発酵させるという準備期間が必要です。秋も深まり気温もぐっと下がった11月3日、大人と子ども総勢20名以上集合し、わいわいと始まりました。

お手伝い頂くのは親子で営む左官職人の勝又さん親子。土壁を熟知した職人さんが減っていってしまっているのも現状の課題です。

土は粘性が高く田んぼの耕土下や河川敷などの下層でみられる「荒木田土」

土を練る場所までネコでみんなで運びます
土を練る場所までネコでみんなで運びます

藁は一部ですが世田谷でとれた稲わらも混ぜ込みます。

世田谷産わら

大きく広げたシートの上に荒木田土を広げ大きな塊は小さく砕きます。

荒木田土 大きな塊はあらかじめ砕きます

藁は片手に握れるくらいを持ち、「押切(おしきり)」という裁断機で10cm程度に短く切っていきます。手前から、奥に押すように切ります。

藁を小さく切っていく「押切」という裁断機。勝俣さん慣れた手つきで見本

慣れないとなかなか難しいですが勝俣さんの見本を見ながら皆さんで挑戦。手を切らないように要注意!!

参加者それぞれ挑戦

そのあと「押切」で裁断した藁を土に混ぜます。

裁断した藁を土にまぜる

さらに藁と同量程度の水も一緒に混ぜます。

藁と同量程度の水も一緒に混ぜる

 全体を混ぜたあと(写真⑩)ちなみにこの水や藁の量は勝俣さん曰く「目分量」。

全体をまぜる

 みんな裸足(足袋や不要靴下などでも可)になって足でふみふみ!よくこねます!!これがなんとも気持ちいいです。子どもももちろん、大人も童心にかえって大はしゃぎです。結構足をとられて体力を使います。この日は11月上旬でまだ暖かかったのですが、真冬は防寒が必要ですね。昔の方も、この足の触感で藁や水の量は体で覚えていたんでしょうね。

さらにこねこね足でふみふみ裸足で大人も子どもも土遊び

おひるごはんは長屋の住人さんが作ってくださった暖かい豚汁とおにぎり!なんと心温まるおひるごはん。皆さん午前中でだいぶ疲れましたよね。

長屋の住人さんたちが作ってくださった豚汁やおにぎりのおひるごはんが最高

午後も引き続き土練りを代わる代わる、わいわいと行いました。土練りしたものは横で休ませておきます。

最後は練った土を一つに集め、周りを高く盛って土手をつくります

土練り完了の土を集めて持って土手をつくる

真ん中に水をいれ、乾燥を防ぎ3か月寝かせます。(この上にビニールシートをかぶせました。)小舞の後、土をつけていく日までこの状態でしばし発酵させます!

中に水をれて乾燥を防ぎこれから3か月寝かせます

1月に小舞竹編みのあと、2月に発酵したこの土を塗ります。いい土ができますように!