ビオフォルム環境デザイン室では、これまで個人住宅から集合住宅、宿泊施設、商業施設、福祉施設、多用途複合施設など90件ほどの設計に取り組んできました。
ビオフォルム環境デザイン室では、これまで個人住宅から集合住宅、宿泊施設、商業施設、福祉施設、多用途複合施設など90件ほどの設計に取り組んできました。
蔵が並ぶ街並みの記憶をファサードデザインに反映
東日本大震災により街全体の99%がなくなった陸前高田市を、「発酵」をテーマに再生し賑わいを取り戻そうという「CAMOCYプロジェクト」。味噌、醤油、チョコレート工房、発酵食堂、クラフトビール、パン屋など七つの店舗や、フードコートやキッチンスタジオが配置されています。
HP https://camocy.jp/
所在地 | 岩手県陸前高田市 | |||
竣工 | 2020年12月 | |||
椅子デザイン | STUDIO KAMUNA一級建築士事務所 | |||
用途 | 商業・飲食施設 | |||
規模 | 木造1階建て |
環境、隣人、地域との関係性を紡ぐ日本的エココミュニティ
パーマカルチャーを学んだ4世帯による、住まい手自らが主体となって企画したコーポラティブ形式によるコレクティブハウス。環境とコミュニティ、という現代の課題に対して、住環境としての解決をめざしています。
土壁や地産地消の自然素材の使用に加え、さまざまな環境配慮型の技術を取入れています。四世帯が並ぶ長屋形式の住まいに、住まい手皆が利用できるコモンハウスを併設しています。住まいのプライバシーは確保しつつ、必要なときに住人同士のコミュニケーションを図ることができます。
※2016年 JIA環境建築賞 住宅建築部門優秀賞
所在地 | 神奈川県相模原市 |
家族構成 | 4世帯(A邸:夫婦+母、B邸:夫婦+子ども2人、C邸:単身、D邸:夫婦) |
竣工 | 2011年2月 |
規模 | 木造2階建て |
用途 | 住宅 |
延床面積 | 378m2(114坪) |
その他 | 土壁、太陽熱集熱システム「そよ風」、太陽光発電、薪ストーブ、ペレットストーブ、ダイレクトゲインによる土間蓄熱、天窓による重力換気と照明負荷低減、雨水利用タンク、雨水利用トイレ、環境モニタリングシステム |
「地域のコモンキッチン」へ。
住宅からシェアハウスへのリノベーション
「食」をテーマに、地域コミュニティの核となる場づくりをめざしました。1階は地域に開かれ、多様な使い方ができるシェアキッチン・コミュニティスペースに、2階はシェアハウスへ改装しました。
地産地消や環境への配慮も大きなテーマとして、内外装に用いる木材は「東京の木」を使用、関係者一同で多摩の山にでかけ、伐採現場や製材所を見学しました。屋根は草屋根とし、断熱性能の強化とともに、ハーブを植え「食べられる屋根」としています。
所在地 | 東京都杉並区 | |||
竣工 | 2015年5月 | |||
規模 | 木造2階建て(改装+増築) | |||
用途 | 専用住宅 | |||
延床面積 | (増築後延床面積/改装していない部分も含む)365.76(110.42坪) | |||
その他 | キッチン空間を仕切ることにより営業用対応可能、ペレットストーブ、東京の山の木の活用、草屋根、雨水の草屋根への自動灌水利用 | |||
施工 | 巧匠建設 | |||
プロデュース | エヌキューテンゴ |
食、エネルギー、水の自給自足をめざす家
できるだけ自給的な暮らしをしたいということで、エネルギー、食、水など、少しでも自給できる仕掛けを取り入れました。
断熱性能は「次世代省エネ基準」以上を確保し、太陽光発電と暖房費の削減により、エネルギー自給率はかなり高くなっています。家の周りには大きな下屋空間を配置し、庭、菜園との結節点の役割を担うようにしました。地元の木を使い、地元の工務店で建てた地産地消のお住まいです。
※2015年 第4回チルチンびと住宅建築賞 受賞
所在地 | 神奈川県相模原市藤野 | |||
家族構成 | 夫婦+子供2人 | |||
竣工 | 2015年3月 | |||
規模 | 木造2階建て | |||
用途 | 専用住宅 | |||
延床面積 | 117.87㎡ (35.58坪) | |||
その他 | 「そよルーフ」システム(太陽光発電一体型屋根集熱システム)、独立型太陽光発電(藤野電力)、太陽熱温水器、太陽光ダクトシステム、雨水タンク、菜園、薪ストーブ | |||
施工 | 創和建設 |
家族の記憶を次世代に繋ぐ
リノベーション
先祖代々続く農家さんの築50年の家の改修。外観は屋根を低く削り、現代的にすっきりとしたフォルムに変更しました。また土壁を残しつつ外側に断熱を施すことで土の蓄熱性を引き出す断熱改修や、屋根面での太陽熱集熱装置「そよ風」の採用、薪ストーブの設置などで温熱環境は格段に向上しました。屋根の瓦はそのまま丁寧におろし、再利用。昔ながらの色むらのあるいぶし瓦は、今や欲しくても作っているところがない貴重な産物です。昔の良き風情を残しながら現代の技術とデザインを付加する、空間と資源の有効活用という意味からも、改修は今後ますます重要になると思います。
所在地 | 埼玉県新座市 | |||
家族構成 | 夫婦+子供2人 | |||
竣工 | 2017年12月 | |||
規模 | 木造平屋建て | |||
用途 | 専用住宅 | |||
延べ面積 | 167.32m2 | |||
その他 | 太陽熱集熱システム「そよ風」 外壁 焼杉板張り 砂漆喰仕上げ 内装 半田仕上げ 土壁仕上げ 月桃紙貼り | |||
施工 | 内田工務店 |
自然素材と自然エネルギーを用いた健康と癒しの“BIOHOTEL”
オーガニック栽培のカミツレ(カモミール)を用いたスキンケア商品を提供するカミツレ研究所が運営するお宿の全面リニューアル。内外装に自然素材を用い、裸足でもすごせるように低温の床暖房を採用、床材は地元の赤松を使用しています。
エネルギーの地産地消として、地元の赤松をチップにしたものをボイラーの燃料として、熱を暖房と給湯に供給しています。断熱も全面的に補強し冬の寒さに対応しました。
食事、リネン類、スキンケア類が評価され、アジア初BIOHOTEL認証を取得しました。
所在地 | 長野県池田町 | |||
竣工 | 2015年5月 | |||
規模 | 木造2階建て | |||
用途 | 宿泊施設 | |||
延床面積 | 全体面積 1172.37㎡ (353.93坪) 改装面積 905.58㎡ (273.39坪) | |||
その他 | アジア初BIOHOTEL認証取得、地元のチップ活用のチップボイラーによる給湯/暖房、 床暖房 | |||
施工 | 青い風 |
自然素材と自然エネルギーで子供たちに健やかな場を。
子ども達の感性を育むことを願い、内外装は全面的に杉/桧を主体とした自然素材で仕上げました。スタッフの方々と多摩の山に桧の木を見にいき、皆で選んだものを伐採して、枝付きのまま大黒柱にしました。
自然エネルギーの活用もテーマで、南側に大きな開口部を設けるデザインと太陽熱の利用、ペレットストーブ/ボイラーの設置で暖房、給湯ともできるだけ自然の恵みを活用するようにしました。
所在地 | 神奈川県葉山町 | |||
竣工 | 2015年6月 | |||
規模 | 木造2階建て(準耐火) | |||
用途 | 保育園 | |||
延床面積 | 125.26㎡ (37.81坪) | |||
その他 | ペレットストーブボイラーによる床暖房、雨水利用タンク、多摩の森で伐採した枝付き大黒柱、燃え代設計採用による構造あらわしの準耐火建築 |
自然豊かな山中湖畔に建つ、環境学習型のレストランと宿泊施設
「エコロジー」「オーガニック」「ローカル」「自然エネルギー」をキーワードに、パーマカルチャーのデザイン手法を取り入れた環境配慮型の施設です。滞在することで、自然と環境問題とその解決方法に気づく機会を増やすことを目指しました。循環型の仕組みと技術をたくさん取り入れ、訪問された方はそれらを体験することができます。
※2007年度山梨県建築文化賞奨励賞受賞
所在地 | 山梨県南都留郡 |
竣工 | 2007年5月 |
規模 | 木造平屋建て |
用途 | レストラン・管理用事務所 |
延床面積 | 370m2(112坪) |
その他 | 太陽熱集熱システム「そよ風」、太陽光発電、ペレットボイラー、ペレットストーブ、ダイレクトゲインによる土間蓄熱、天窓による重力換気と照明負荷低減、揚水風車、雨水利用タンク(味噌樽の再利用)、コンポストトイレ、クールチューブ |
「畑がついたエコアパート」
長屋形式の賃貸住宅
地元東京の木を構造材や内外装材に使用し自然素材にこだわった空間と、隣人とのコミュニケーションを育む菜園が特徴です。屋根面での太陽熱集熱や雨水利用の仕組みなど、環境に配慮した仕組みがつまっています。特に土間は菜園との中間にあって、働く場であると同時に太陽熱を蓄熱する空間にもなっています。
※共著「畑がついているエコアパートをつくろう」(2008年自然食通信社)
所在地 | 東京都足立区 |
家族構成 | 4世帯(賃貸) |
竣工 | 2007年11月 |
規模 | 木造2階建て 4世帯 |
用途 | 長屋住宅(賃貸) |
延床面積 | 208m2(62.9坪)(52m2/世帯) |
その他 | 太陽熱集熱装置「そよ風」、天窓による自然通風、ダイレクトゲインによる土間蓄熱、雨水利用タンク、北側外壁のグリーンカーテンエネルギー/環境モニタリングシステム「EcoLives」 |
様々なヒト、モノ、コトが有機的につながる場、コハウジング形式の集合住宅
徳島県の中山間地、神山町。家族用住戸を中心に、単身者の共同生活用ユニットやバリアフリー仕様の住戸全20世帯で構成する公営の賃貸住宅です。
地域の経済と資源を循環しようという趣旨で、内外装料は全て神山町の山から出てきた木材、作り手も町の大工さん。地域の木材を熱源とした熱エネルギーが地中埋設型の熱供給配管で施設内を循環します。住まい手や住民が集い交流できる場「コモンハウス」を設け、まちのリビングとして様々な人々がつながる仕掛けをしています。
所在地 | 徳島県名西群神山町 |
家族構成 | 二戸一メゾネットタイプ2棟 4世帯分 |
竣工 | 2018年7月 |
規模 | 木造2階建て長屋住宅 |
用途 | 住宅 |
延床面積 | |
その他 | 地域の山の材による構造材、内外装材 地域の大工さん、職人さんたちでつくる 内装:自然系塗料、漆喰、杉板 外装:杉板 びおソーラー太陽熱集熱システム、木質ペレットによる集中熱供給システムおよびそれによる給湯、床暖房 |
施工 | 大家工務店 荒井工務店 |
設計 | 「神山町のあす環境デザイン共同企業体」のうち、建築設計担当:ビオフォルム環境デザイン室 |
古民家の材に新たな命を継ぎ足して次世代へつなげる家
4世帯のコーポラティブ形式による長屋住宅。それぞれロフトを備えたメゾネット形式の住戸です。ご縁があった静岡県清水市の築80年の古い古民家を解体した材を移設し、組まれていた通りに再びこの住戸の中で再利用しました。本来ならば、その建物があったように再構築することが理想ですが、魅力的な古い民家が壊されて、捨てられていく現状においては、材料の再利用という再生の仕方もありかもしれません。
所在地 | 神奈川県鎌倉市 |
家族構成 | ー |
竣工 | 2018年7月 |
規模 | 木造2階建て+ロフト |
用途 | 4世帯用長屋住宅 |
延床面積 | 299.01m2(90.41坪)+ロフト53.78m2(16.23坪) |
その他 | 外壁 砂漆喰仕上げ 内装 月桃紙仕上げ 自然素材系塗料 古材の移築再利用 |
施工 | カミケン 金子工務店 |
体験農園とデイケアサービスセンター、カフェからなる複合施設「いるかビレッジ」
木組みではなくトラス的な構造として、若々しい空間をイメージしました。菜園との一体感を感じられるように、南側全面を大きな開口部としました。菜園/庭にはパーマカルチャーガーデンをしつらえました。バイオジオフィルターと池をもうけ、施設から出た排水を浄化槽で浄化した後の水を一部、循環させています。雨水はこの池から排水路を通りながら、庭の端部にある田んぼへと導かれて行きます。住まいと庭がつながりのある風景になっています。
所在地 | 愛知県豊橋市 |
竣工 | 2013年6月 |
規模 | 木造平屋建て |
用途 | カフェ |
延床面積 | 120.07m2(36.25坪) |
暮らしの中でのリハビリを建築で下支えするデイケア施設
「いるかビレッジ」内のデイケアサービスセンターです。暮らしの中でのリハビリを目的とした「ライフセラピー」を目指しています。従来の福祉施設のイメージにとらわれない空間作りを目指しました。
児童保育事業も展開し、隣のママカフェおよび菜園と有機的につながりながら、ご年配、親、子供の三世代がつながる仕組みをつくっています。
地の杉、桧でつくられた空間はそうしたプログラムを下支えする安心感のあるものとなっています。
所在地 | 愛知県豊橋市 |
竣工 | 2012年10月 |
規模 | 木造2階建て |
用途 | デイサービス |
延床面積 | 182.24m2(55坪) |
その他 | 天窓による重力換気と照明負荷低減 |
海辺の暮らしに寄り添う
おおらかな家
海の水平線を背景に、穏やかに横に広がる平家の構成としました。L字型のプランとすることで、朝から夕方まで太陽の光が当たり、断熱性能が格段に上がりました。南北にとった開口部からは、いつでも海が見え海風がよく通ります。目の前の漁港で水揚げされた魚をさばき、小商いもできる「働く場(サブキッチン)」、外土間や水仕事ができる内土間など、随所に海とともにある暮らしを営む工夫をしています。屋根には瓦をのせ、外装には漆喰を塗り、海風による腐食や暴風に対する防御としています。
所在地 | 静岡県賀茂郡 |
家族構成 | 夫婦 |
竣工 | 2018年11月 |
規模 | 木造平屋建て |
用途 | 専用住宅 |
延床面積 | 118.96m2(35.91坪) |
その他 | 外壁 桧板張り しっくい仕上げ 内装 砂漆喰仕上げ 月桃紙仕上げ 構造材/内外装材 天竜材 |
施工 | 大政建設 |
農的暮らしを楽しむ
菜園とともにある家
地場の無垢材をふんだんに使用し、伝統的な竹小舞/土壁と漆喰で仕上げました。自然素材の断熱材や通風型の建具や天窓を用い、省エネルギーや温熱環境も調和の取れた住まいです。
屋根には手焼きの瓦をのせています。土壁や左官など、手仕事の継承を大事にしています。
庭は菜園とし、植物棚は夏の遮光を兼ね、雨水は地下タンクに貯め手押しポンプで汲み上げカスケード利用、菜園から、土間、台所の回遊など、農が暮らしにとけこむプランとしました。
所在地 | 神奈川県相模原市 |
家族構成 | 夫婦 |
竣工 | 2012年4月 |
規模 | 木造2階建て |
用途 | 住宅 |
延床面積 | 118.83m2(35.88坪) |
その他 | 土壁、太陽熱集熱システム「そよ風」、ペレットストーブ、ダイレクトゲインによる土間蓄熱、天窓による重力換気と照明負荷低減、雨水利用タンク |
職人の技と知恵と現代の技術が響きあう家
木造で日本の伝統的な竹小舞土壁や瓦等を使用した住宅です。
日本の風土にあった昔ながらの職人の技術と知恵、さらに太陽熱利用、蓄熱、通風など様々なパッシブ技術の仕掛けも取り入れ、環境性や省エネの観点から利点を最大限に生かしました。内外装に自然素材を用い、健康的で、快適な住環境が得られています。
都会の真ん中でも、伝統的な構法と、自然素材主体の住まいづくりが可能な一例です。
所在地 | 東京都杉並区久我山 | |||
家族構成 | 夫婦+子供1人 | |||
竣工 | 2017年3月 | |||
規模 | 木造2階建て | |||
用途 | 専用住宅 | |||
延床面積 | 147.556㎡ | |||
その他 | 太陽熱集熱システム「そよ風」 内壁 竹小舞+土壁+砂漆喰仕上げ ダイレクトゲインによる土間蓄熱 | |||
施工 | キューブワンハウジング |
ペチカを囲んで人と人がつながる、住宅ショールーム兼ブックカフェ
これからの環境の時代を見据え、環境建築としての住宅を意図しました。
寒さ対策として南面は全面ガラスにし、日差しを蓄熱する壁を設置。レンガを内装に多用し蓄熱容量を稼ぐようにしています。夏の遮光、遮熱のため「外付けブラインド」を採用、また通風の仕組みを取り入れ天窓の設置や妻面上部からの排気を可能にしました。
ペチカには地域の資源である薪を使用、建物の材料も地域の杉、檜、松を採用した地産地消の家です。ブックカフェは「まちライブラリー」の仕組みを取り入れ、様々な人から本を受け入れつつ、それが新たな人の繋がりの輪を生む仕掛けとしています。
所在地 | 岩手県陸前高田市 |
家族構成 | ー |
竣工 | 2017年12月 |
規模 | 木造2階建て |
用途 | 事務所 |
延床面積 | 126.26m2 |
その他 | 外壁 杉板張り 内装 砂漆喰仕上げ 塗装仕上げ |
施工 | 長谷川建設 |
里山の風景になじみ集落感のある風景を醸す、7件が連なる住宅プロジェクト。
神奈川県藤野町。里山の風景が広がるこの地で、地元の工務店とともに始めた住宅プロジェクト。建物のプロポーションを低く保ち、里山と田園の風景に馴染むことを共通のルールとしました。趣旨に賛同する方々に順次お住まいをつくっていただいてます。(2022年春に6,7棟目竣工予定)
所在地 | 神奈川県相模原市 |
伝統的な竹小舞・土壁・木組みの家
伝統構法で作った平屋のお住まいです。多摩産の杉、桧材を構造材、内外装材に使用しています。住まい手と多摩の山と製材所まで赴き、山側の状況を理解してもらいました。
間取りは田の字型プランで、無駄な空間がない合理的な配置計画としています。土壁の蓄熱性を確保するために外壁側に断熱を施し、内外装は土、木があらわしなので、調湿性も期待できます。杉材の雨戸には上下に開口部をしつらえ、欄間とともに、夏場は通風を確保するようにしています。
所在地 | 神奈川県横浜市 |
家族構成 | 親子 |
竣工 | 2013年11月 |
規模 | 木造平屋建て |
用途 | 住宅 |
延床面積 | 72.87m2(22.0坪) ※ロフト除く |
その他 | 竹小舞/土壁 |
日本初、本格的にCLT(直交積層材パネル)を活用した建築
国産材の多面的かつ量的な活用として注目されるCLTを、構造と内装に使用しました。パネルをそのまま内装とすることで工事短縮となり、パネルの利点として室内の音、温熱環境とも良好になりました。
構造と内装はこうした現代の素材を採用しましたが、外部の意匠は伝統的な伊勢の住宅をモチーフとし、外壁に焼き杉を貼るなど、全体的に優しいあたたかみのある風情にしました。
地場の木材の活用方法の選択枝のひとつとして今後の展開に期待するところです。
所在地 | 三重県伊勢市 | |||
家族構成 | 夫婦+子供4人 | |||
竣工 | 2015年11月 | |||
規模 | 木造2階建て(在来軸組構法+CLTパネル落とし込み) | |||
用途 | 専用住宅 | |||
延床面積 | 162.86㎡(49.26坪) | |||
その他 | 薪ストーブ | |||
施工 | なかむら建設(プレカット加工:スカイ CLT製造:銘建工業 CLT製造ライン:鈴工) | |||
構造設計 | 桜設計集団:佐藤孝浩 |