藤野 / 風の家1
農的暮らしを楽しむ
菜園とともにある家
農的暮らしを楽しむために藤野に移住されたご夫婦のための家です。
地場の無垢材(杉/桧)をふんだんに使用し、伝統的な竹小舞/土壁と漆喰で仕上げました。主屋根は瓦で葺いています。
地産地消材とほぼ自然素材だけでつくり、尚かつ省エネルギーや温熱環境的にも調和の取れた住まい、ということをテーマにつくりました。
昔ながらのこうした土壁だけの造りは、温熱環境的には貧弱だったわけですが、土壁の外側には自然素材の断熱材(杉をシュレッダーしたものを断熱材に成形したもの)を施し、土壁の蓄熱性能を発揮できるようにしています。
通風型の建具、天窓と欄間によって、夏は風が気持ちよくとおり、夜間に土壁が蓄冷してくれます。冬は太陽熱による土間蓄熱と土壁の蓄熱に期待します。
また、下屋の板金屋根で太陽熱集熱をする変則的な納まりになっています。瓦屋根をのせて、里山の風景に馴染む外観とした一方で、こうして板金屋根では現代の技術を搭載して、省エネ性と温熱環境制御をも両立させています。その他、暖房装置として、ペレットストーブを設置しており、暖房は主に自然のエネルギーで賄うようにしています。
二階は吹き抜けに面して障子の開口部を設け、上下階の通風を促し、自然換気ができるようにしています。かつての越屋根に変わる仕掛けとして、天窓を多用しています。
主屋根には群馬/藤岡の手焼きの瓦をのせています。土壁/左官の仕事ともに、手仕事の継承ができるようにしたいと考えています。
庭はおもに菜園としてしつらえ、植物棚にも食べられる植物を植えて、夏の遮光を兼ねた一石二鳥のしかけです。
屋根に降った雨水は地下タンクに貯め、手押しポンプで汲み上げるようにしています。水は多段的きれいなほうから使い、カスケード利用としています。
玄関からは土間方向と納戸へ下足のまま移動でき、食品庫を通じて台所まで回遊できるプランになっています。また和室からも納戸経由で洗面脱衣室に行けるような多様な動線を確保しています。
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