神山町・大埜地の集合住宅
様々なヒト、モノ、コトが有機的につながる場、コハウジング形式の集合住宅
徳島県神山町、町に子育て世代を、子供たちと共に育んでいこう、という趣旨のプロジェクト。全部で20世帯分の住戸が建設されました。
(以下、神山町の紹介ページをご覧ください。)
https://www.in-kamiyama.jp/living/cohousing/
単に20世帯が住める箱を作るに止まらず、そこに集まる方々と地域の方々との連携を目論み、住まい手同士の化学反応が起きることも期待しています。コモンハウス、という住まい手と地域の方々が集える空間「コモンハウス」も用意する、いわゆる「コハウジング」形式のプロジェクトです。
各住戸でプライバシーは確保しながら、コモンハウスでコミュニケーションを図ることができる、良いとこどりの空間利用の形式です。地域の小さな経済と資源で建てていこう、という趣旨です。そのため、建設に使用される材料は全て、神山町の山から出てきた木材です。また、建築の作り手も町の大工さんたちで作っています。
環境にも配慮した作りとして、自然素材主体の内外装にし、多様熱集熱装置「びおソーラー」の仕組みも取り入れています。
暖房、給湯は敷地内に設けたペレットボイラープラントから地中埋設型の熱供給配管で配られます。ペレットも地元の山からの木材を活用しています。エネルギーも地産地消、というわけです。
※2022年グッドデザイン賞受賞(神山町のあす環境デザイン共同企業体 建築設計担当にて)
※第24回JIA(日本建築家協会)環境建築賞 JIA環境大賞受賞(神山町のあす環境デザイン共同企業体 建築設計担当にて)