東伊豆の家
海辺の暮らしに寄り添う
おおらかな家
東伊豆の小さな漁港と温泉のある集落に、海に面して、おおらかな平家のお住まいができました。
ここでは元々旅館を営んでいましたが、この築約50年の旅館を閉じるのに合わせて、ご主人ご家族のお住まいを建て替えました。
海の水平線と、集落の寄せ合って暮らしている様子を背景に、また住まい手のご夫妻が今後歳を重ねていくことなどを鑑みると、穏やかに横に広がる平家の構成が良いのだ、と考えました。
旅館の建物は敷地一杯一杯に建っていたため、南側からの採光が十分とれず、旅館の中の住宅部は暗い部屋になっていましたが、平家のL字型のプランとすることで、朝から夕方まで家のどこかには太陽の光が当たっているように配慮しました。冬にはたっぷりと日差しが居間から和室まで日中を通して、満遍なく入るようになり、断熱性能が格段に上がったことと併せて、温熱環境がとてもよくなりました。
L字型のプランはまた同時に広く庭を取ることができるようになり、ご夫妻はお住まい後は庭と菜園を楽しんでおられます。
海からの風は時として脅威になりますが、日常的にそよいでくる海風はとても気持ちよく、風がよく通るように南北の開口部を計画しています。開口部からは視線もよく通り、いつでも海が見えるようになっています。海辺の暮らしはいつも海と共にあります。毎朝起きて海の様子と天気がわかる、ということはとても大事なことです。
毎日、目の前の漁港で水揚げがあり、その魚を仕入れて小さな商いを続けています。そのための「働く場(サブキッチン)」を設けました。農産物もよく地域の方々からもらいます。そうしたことをさばくのに、屋根がかかった外土間や水仕事ができる内土間、はとても重宝します。それが同時に動線上も連続して繋がって回遊できるのはとても便利です。
屋根には瓦をのせ、外装には漆喰を塗り、海風による腐食や暴風に対する防御としています。
〇〇〇〇小見出し01〇〇〇〇
〇〇〇リード文2〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇小見出し02〇〇〇〇
〇〇〇リード文3〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇