かねてより竣工見学会のご案内など差し上げていました「藤野/森の家2」が竣工しました。昨日は写真家の砺波周平さんに竣工写真を撮っていただきました。
このお住まいは、パッシブソーラーデザインや断熱性など建築の基本的性能を充分確保することとともに、太陽のエネルギーやその他環境がもつポテンシャルを存分に生かし、アンプラグドな自立できる仕掛けをいくつか搭載しました。こうした仕掛けは、いざという時、外部からのインフラ供給に頼らず、暮らしていけるレジリエントな住まいを実現します。
・そよルーフ(太陽熱集熱装置+太陽電池)
・太陽熱温水器
・独立型太陽電池
・薪ストーブ(地元の森林資源の活用)
・雨水利用(菜園、トイレ等)
また、これから庭には食べられる果樹を中心とした菜園を育てていくことになります。食料の自給、というテーマにも取り組みます。
また、建物も素材、職人等々、地元の資源でつくる「地産地消の家」です。
こうした、地域のあるいは建物の周りの環境の資源とポテンシャルと手をつなぎながら、小さな循環のなかでつくる住まい、というのが今後ますます必要になってくると考えます。 また当HPでも今後事例紹介していきます。(外観写真の後ろ側に建つのは「里山長屋」と「森の家」)