この春から工事を進めていた「東伊豆の家」 がいよいよ竣工しました。
かつて旅館を営んでいた場所に、その旅館を解体し、約36坪の平屋の住宅を作りました。
旅館は敷地いっぱいに建っていたため、日当たりが悪い状態でしたが、南に対して、L字のプランとしたため、昼間を通じて、満遍なく日が縁側や居間に当たるようになりました。
海が直前にあり、この風景がこの家の大きな資源です。朝は朝日が、夜は月が水平線より上がる様子を居間から眺めることができます。南北に開いているため、心地よい海風が家の中を通り抜けます。
しっかりとした断熱と、開口部の障子などの効果により、冬暖かい家になっています。
朝早く、この家の前では定置網から水揚げがあります。上がった魚をさばく土間キッチンもしつらえました。