地元に根差し、山を守りながら家づくりを行う「サカモト/坂元植林の家 」さんのモデルハウス、自社の森の木を使い、自社の大工さんで手刻みで作ります。今秋、母屋が竣工し、現在エネルギー棟を建築中です。デザイン趣旨は「自然の恵みを生かした、農的な暮らしを楽しむ家」。
“地域の伝統的な住まいを調査し、その構造をふまえて、現代的な技術も組み合わせながらこれからの民家のあるべき姿を考えました。里山の風景や菜園と一体となるようなシステムデザインと空間構成を意図しています。昔ながらの縁側を設え、融通無碍な使い方ができる空間を用意するとともに、温熱環境的にも太陽の恵みを生かせるような仕組みとしました。土間は「働く空間」として機能することをイメージしています。敷地内に井戸を設置するとともに、分棟の屋根にはエネルギー系の装置を搭載し、木質エネルギーも生かしつつ、食と水とエネルギーの自給を目指しています。”(山田談 坂本植林の家HPより)
※坂元植林の家ウェブマガジン「もりのわ」にて、坂元代表取締役 大沼毅彦さん、企画経営室 大沼育美さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと山田貴宏のクロストーク“関係性のデザイン”が掲載中です。