2019年9月24日

日高の家で土壁ワークショップを行いました。

先日行われた「日高の家2」でのワークショップの模様をご報告します。
①8月24日:竹小舞
②8月31日・9月1日:土塗り
竹小舞と土塗りを2タームに分け、以上の日程で行いました。
全日多くの方にお越し頂き、左官屋さんとお施主様、関係者、希望者の約20名(各日)で作業を進めました。

まずは竹小舞からご紹介します。竹小舞は土を塗るための下地となります。
竹を所定の長さに切り、

棕櫚を使いながら編んでいきます。

竹が格子状に組まれ、土を塗る下地ができます。

事前に、お施主様ご自身で2階部分と1階の一部の施工を済ませて頂いていたため、
2日予定していた作業がなんと1日で終わってしまいました。

続いて、土塗りの模様です。

荒木田土という粘土質の土に藁と水を混ぜて練り、数ヶ月かけて発酵させたものを使います。
藁は土と同等の嵩量分、混ぜています。
こうすることで塗りやすく、割れづらい土壁ができます。

鏝板という持ち手のついた板に土を盛り、鏝で竹小舞の上から土を塗り付けていきます。

内側から塗った後は、外側からも土を塗る事で、竹小舞を土で挟む様に仕上げていきます。

暑い中での作業となりましたが、参加頂いた皆様のおかげで、無事予定の所までの作業が終了しました。
お施主様からも、「一生忘れられない体験ができた」と喜んで頂き、コーディネートさせて頂いた私共の嬉しさも一入です。