2024年11月25日

11月23日軒にわづくりWS/ヤタイ

国分寺市全域のまちあるきイベント“ぶんぶんウォーク”(11/22-12/1)に参加しています。https://www.bunbunwalk.com/
今年のビオフォルムのテーマは、「やまとまちとにわとおなか」
山も地域もすまいも自分のおなかも、太陽も水も虫も草も菌も、、、それぞれは互いに関わりあいながら日々の暮らしにつながってるよ、というビオフォルムの世界観をテーマとしました。

23日に、「軒にわづくり」のワークショップを開催しました。
参加されたのは6名。土づくりが初めての方から、長年にわたって植物や農に関わってこられた方まで様々でした。
初めに、今回のテーマである「やまとまちとにわとおなか」という大きな循環についてレクチャーを行い、参加者の皆様と様々な角度からこれからの農について語り合いました。

次に、軒にわづくりです。まずは土中環境の改善です。長い間手をいれてなかったのでかちかちに硬くなっていた土を掘り返し、竹炭・竹枝・竹チップ・竹の幹を混入、さらに腐葉土・植物性堆肥・牡蠣殻石灰・にがり・おがくずを加え、土中の空気と水が滑らかに循環するように整えました。そして、カモミールやユスラウメなどの食べられる植物を植えました。

ここで使用した竹の資材は先日ビオフォルムのメンバーで、パートナースタッフの角田工房さんの農園に行き竹林整備を行ったときに得たものです。

さて、今回の軒にわづくりのポイント。
①水と空気を植栽枡の底までいきわたらせる土中環境の改善と、②高い畝をつくって植物に有益な糸状菌をそだてる無堆肥農法を組み合わせ、さらに③まちに開かれた庭として、エディブルで多様で関わりやすい庭づくりを行う、という内容です。
具体的な分量や混ぜ方、配置などは、皆で話し合いながらその場で決めていきました。

植物が小さいにもかかわらずとても温かみのある雰囲気の軒にわが完成しました。近くに住まれている方が、今後の成長を毎日見守りたいとおっしゃっていたのが印象的でした。

最後に、ご家庭で菌の成長を観察できるミニコンポストづくりを行いました。竹炭やおがくずをペットボトルにつめてお持ち帰りいただきました。数週間後には堆肥になっていることと思います。
コンポストに関わるのが初めての方も、長年やってこられた方も、菌の働きを知り、菌や土に愛着を持ってもらうのが目的です。いつでもスタッフがコンポストのお悩みを受け付けるサービス付なので、今後も参加者の皆さんとは関係が続いていくと嬉しいです。

また、軒下にはヤタイをだしました。自家焙煎珈琲、手作りの焼き菓子、清水農園さんのこくベジ野菜や果物が並びます。行きかう人がちょっと立ち寄って一服できるエンガワのような場所となりました。
珈琲 わたし/おやつ屋キキ(焼菓子)/清水農園(こくベジ野菜)/小田原産無農薬レモン

※ヤタイ
相模の山の杉板、解体リサイクル材とキュウリ栽培の支柱を使い、持ち運びも組み立ても容易にできる屋台です。 (パートナーStaffのスタジオカムナ角田麻夫さんデザイン、製作) 

次回軒にわづくりWSは30日(土)(残席1~2名)、ヤタイは、27日と30日の出展です。

どうぞ遊びに来てください。