2016年1月2日

2015年 今年のおしごとのまとめ

いよいよ大晦日。今年も多くの方々のお力添えをいただき、いくつかの大事なお仕事を成就することができました。誠に感謝の念にたえません。ありがとうございました。
ここにまとめをしておきます。
来年もまた色々な意味で、価値ある仕事を続けて行きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、よいお年をお迎えください。

①藤野/森の家2 チルチンびと住宅建築賞受賞
②葉山/おひさま保育室 無垢の自然素材表わしの準耐火建築
③長野・池田町/八寿恵荘 アジア初のBIOHOTEL認証取得
④相模湖/マナハレ 古民家を改修してカフェに
⑤西荻窪/Okatteにしおぎ 住宅の改修と増築 地域のコモンキッチン
⑥伊勢/伊勢の家 CLTを本格的に活用した住宅
⑦藤野/連の家4 農的暮らしを支える土間のある家
⑧べトナム・ホイアン/コンポストトイレづくりツアー
⑨某所 某企業の環境配慮型事務所建築計画

①藤野/森の家2
外部空間との連続性を大切にした、農的暮らしを支える住まい。パッシブデザインや太陽熱の利用を積極的にしました。住宅雑誌「チルチンびと 住宅建築賞」受賞。 後ろには「里山長屋」もちらりと見えています。(写真:砺波周平)
柳田家

②葉山/おひさま保育室
保育園の建築仕様の基準である、耐火性のある構造を無垢の構造材あらわしで実現。自然素材と無垢材に囲まれた空間。園長さんたちと多摩の森まで使う木を選びに行きました。ペレットストーブ/ボイラーによる床暖房を設置。
(写真:砺波周平)
0702-176

②葉山/おひさま保育室 その2 内観。
多摩の山で選んだ枝付きの丸太柱が真ん中で構造をどっしりと支えます。写真奥にイタリア製のペレットストーブ兼ボイラーが見えます。(写真:砺波周平)
0702-002

③長野県池田町 カミツレの里 八寿恵荘
オーガニックなカモミールのスキンケアを展開するカミツレ研究所が運営するお宿。地元の材を内外装に使用。地元の赤松のチップを活用したチップボイラーも導入し、健康と環境にとても配慮したお宿になりました。
日本(アジア)初のBIOHOTEL認証を取得しました
(写真:砺波周平)
八寿恵荘

③八寿恵荘 レストラン コモンキッチンも備え、ワークショップにも対応します。
(写真:砺波周平)
0608-152

④相模湖/マナハレ
古民家を改装して、カフェと住宅に。
間取りと構造改修の設計をさせていただきましたが、内外装は住まい手兼カフェオーナーさんが色々な方の協力を得て、セルフビルドで頑張りました。
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⑤西荻窪/ OKatteにしおぎ
住宅を改装と増築をし、土間スペースのある「地域のコモンキッチン」スペースに。
会員同士で食をテーマにした交流活動をしています。
草屋根や雨水利用など環境に配慮した仕組みも取入れました。(写真:砺波周平)
0526-317

Okatteにしおぎ
コモンスペースからキッチンと食堂をのぞむ。中心にどーんと立つ大黒柱はオーナーさんや、プロデュースを担当したN9.5の皆さんと多摩の山まで見に行きました。(写真:砺波周平)
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⑥ 伊勢/伊勢の家
住宅建築で、国内初の本格的にCLT(Cross Laminated Timber:直交木材積層板)を活用したもの。
在来木造軸組構造にCLTパネルを落とし込む方法で実現しました。実にCLTだけで40㎥弱を使用。
外観は伊勢の伝統的な意匠をモチーフに、焼き杉を外壁に採用するなど、優しい表情になることを心掛けました。
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⑦藤野/連の家4
一昨年から展開している、4軒を総合的に設計した小集落の風景をつくるプロジェト。いよいよその4軒目。平屋風情の屋根ラインを低くおさえた風景の創出、広い敷地を農的暮らしをイメージしてつくりこみました。
4軒目のこのお宅は、内土間と外土間をそなえ、菜園を営む暮らしをささえます。
太陽熱利用「そよ風」を備え、パッシブデザインを意識したつくりになっています。
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⑦藤野/連の家4
真ん中には薪ストーブ。
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⑧べトナム/ホイアン
設計以外の活動:5月と11月と二回、ホイアン(世界遺産都市)を訪問し、ホイアンの郊外の有機農園の一角にあるレストランにコンポストトイレをつくるワークショップツアーを開催しました。毎年なんらかのテーマをもって、このツアーを続けたいと思います。
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⑨某企業 事務所リニューアル計画

環境に徹底的に配慮した事務所建築の計画。創エネ、省エネと温熱環境や通風等のパッシブデザインにより、ひとにも環境にもやさしい建築をめざします。
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