2025年10月10日

【募集中!】Vol.5「土を仕込む」@住みかをつくる〜自然とつながる家づくりの学校

「住みかをつくる~自然とつながる家づくりの学校」とは、木・竹・土という身の回りの自然から「住みか」が出来上がっていく過程を、ワークショップや見学を通して体験する学校です。各テーマを通して、私たちの日常と自然がつながる暮らし方について考えていきます。ワークショップと並行して、現在世田谷区大蔵で進行中の「三年鳴かず飛ばず」プロジェクトと連携し、小さな伝統的構法で作る小屋を完成させる予定です。
◎「住みかをつくる~自然とつながる家づくりの学校」について
https://bioform.jp/project/sumikawotukuru

12月に開催予定の「竹小舞・土壁」に用いる土をつくります。
土壁は、土・藁(ワラ)・砂の3つの素材からなります。粘土質の土につなぎとなるワラを混ぜて練り、竹で組んだ骨組みに塗り重ねて固めて作る壁です。
今回は勝又左官工業所の勝又久治さんのご指導のもと、土壁に用いる土を仕込みます。土、ワラを均等に混ぜ合わせ、水を少しづつ加えながら足で十分に踏んで練りあげます。単純で簡単な作業と思いきや、素材の配分や混ぜ合わせ方、踏み方にはコツがあるようです。そして、練りあがった土は、風通しの良い場所で数週間から数ヶ月寝かせます。時間をおくことで、土が発酵し、粘りが出て強度が増すそうです。
昨今では短期間に安く仕上げることが優先され、水を使い発酵や乾燥に時間がかかる左官仕事は減少し、クロス貼りや塗装仕上げが主流になってしまいました。
土壁は、調湿性や、蓄熱性、防火性に優れ、多湿な日本の気候風土に適しているので、古来からほぼ変わらぬ形で現在まで継承されてきました。
普段目にしている土やワラが、どのような過程をへて壁材となっていくのかを体感してみてください。
◎日時 11月3日(祝月)9時~16時30分  ※少雨決行 雨天順延なし
◎場所 世田谷区大蔵(小田急線成城学園前からバスで10分)
◎定員 15名   
◎参加費 2000円~ (スライディングスケール制) / 要予約
◎スケジュール
   9:00 現地集合(世田谷区大蔵) 
     土についてのお話
   9:30 稲を切る・土をこねる
  12:00 昼食
  13:00 土を踏む
  15:30 片付け・クロージング
  16:30 解散

※持ち物:軍手、タオル、地下足袋、飲み物、着替え(靴下、ズボンなど)
※汚れてもいい服装
※当日の詳細は、参加者に別途お知らせします。

◎勝又さんが掲載されている記事
 https://www.trecasa.co.jp/files/2014/05/vol.9.pdf
◎特設「住みかをつくるInstagram」発信中!
 https://www.instagram.com/sumika.wo.tsukuru/  
◎主催:お申込み・お問合せ
ビオフォルム環境デザイン室 https://bioform.jp/contact