2015年2月28日

草屋根をつくる

今日は、西荻窪プロジェクト『Okatteにしおぎ』にて「草屋根」をつくるワークショップを行いました。まちに開かれた「食」をテーマにした住環境をつくるプロジェクトです。
新築部分の屋根に芝とハーブを植え、食べられる屋根にします。今日は建築士から庭師になりました。
草屋根は屋根の照り返しを防いだり、夏の遮熱効果など多様な役割を果たしてくれます。建築によって人工物で土地を覆ってしまった部分を屋根に復元する、という意味もあるかもしれませんね。 今回は「アクアソイル」という軽量土壌を袋詰めして、それを防水した屋根面に敷き詰め、そこに直に芝を貼っていきます。この材料は保水性能がよいため、植物が定着しやすいのだそうです。 所々に枠を設置して、腐葉土などをしきつめて、そこをハーブガーデンとしました。基盤土壌の袋詰めはまるでソーセージづくりと一緒。芝は定着をしっかりとさせるために、目地部には目地土をきちんとつめていきます。地味な作業ですが大事なプロセスのようです。夕刻、夕陽をあびて素敵な草屋根が完成しました。これから春になるにつれて、碧々とした屋根になるでしょう。

DSCN1679 DSCN1691 DSCN1724
FRP防水屋根を草屋根へ       講師の矢田さんからハーブの説明
DSCN1715 DSCN1734
土壌材を敷き詰める                枠をセットして
DSCN1739 DSCN1745
芝を敷いていきます
DSCN1757 DSCN1764            ハーブを植えていきます カモミール、いちご、チャイブ、ラベンダーなどなど
DSCN1768 DSCN1785               なかなか素敵な芝&ハーブガーデンが完成 たっぷり給水