2026年6月17日

【ご報告】ビオフォルム環境デザイン室展

ビオフォルム環境デザイン室展「めぐって めぐって めぐって 私と環境の結び目としての建築」。
多くの方々にご来場をいただき、誠にありがとうございました。

6月5日(金)~7日(日)の3日間にわたり、大家さんや住人の方のご協力をいただき、私たちが設計を担当させていただいた場、世田谷区大蔵の「三年鳴かず飛ばずプロジェクト」を会場に、実際その場に滞在、体感しながら展示を見ていただきました。あわせて、竣工したばかりの小屋の完成お披露目会も行いました。
※3年鳴かず飛ばすプロジェクト https://bioform.jp/project/3nennakazutobazu

図面や写真だけでは伝えきれない、人と建築と環境がつながる空間の豊かさを、実際に設計した場と建築で来場者に五感で感じていただきたい、という思いを軸に、昨年4月より、日本デザインセンターさんの協力を得てともに企画を練ってきました。
展示については、「長屋1階」、「小屋」、「周辺の庭」の3つの展示エリアに、私たちがこれまで培ってきた設計思想を紐解き整理した10のテーマと、各テーマごとの特徴的な建築事例を、模型や写真、図面で見ていただくようにしました。
また、小屋を建てるにあたり、全8回で行ってきた伝統的構法の小屋をつくる「住みかをつくる」WSの記録も紹介。木を伐り、竹を割り、土を練り、1軒の小屋が出来上がる過程を、実際に完成した小屋とともに展示しました。
また、この土地での設計アイデアをまとめた26個の黄色い看板を、該当箇所に散りばめました。

関連イベントとして、6日の夜に事業主である大家さんと弊社代表とのトークライブ「ビオフォルムカフェ」を、7日には畳職人さんによる小屋に納める畳の仕立て実演と、担当設計者によるプロジェクト説明ツアーを催しました。

展示会場となった「三年鳴かず飛ばずプロジェクト」長屋棟
会場の中心には、当プロジェクトの1/50の模型を設置。敷地をまわっていただくとともに、模型のまわりをぐるぐるまわって、虫の目鳥の目で感じていただけるといいなと思います。
正面に全体コンセプト「めぐって めぐって めぐって 私と環境の結び目としての建築」を文章とイラストで表現(イラスト:エアーワークス 藤井信明http://www.airworks.be/
長屋1階は、大家さんのセカンドハウス兼、賃貸の住人も使えるコモン的空間。通常は大家さんの実家として、又住民同士の交流を深める場となってます。
展示で隠したり変えたりすることなく、日常の暮らしの中に混ぜて置かせてもらいました。
展示ボードは、もともとこの地に建っていた大家さんの旧宅の建具を使わせていただきました。
建具の寸法は同じなので、このようにはまります。
「ちっちゃい辻堂」の大家さんと住民の方へインタビュー・撮影し、製作された映像。設計主旨と実際の暮らしが繋がっているのか、経年後の様子が語られます。
座ってご覧ください。
本棚の間におじゃまします。
各展示ボードと模型を置く什器は、杉や檜の角材を組みバンドで固定しました。(製作、監修:スタジオカムナ 角田麻夫https://www.studiokamuna.com/
スタッフたち、模型製作がんばりました!
長屋棟から小屋へ。小屋でも展示してます。散策したり、縁側に座って語らったり、、、
小屋へ続く道には、「住みかをつくる」WSの風景を切り取った写真展示。什器はスタッフで竹を刈ってワラ縄で製作。展示後は畑で再利用してもらいます。
展示会の前々日に竣工した小屋。完成見学会でもあります。
小屋内展示。畳1枚あいている場所に、実演で仕立てている畳ができあがったら納めます。
竹、瓦、畳、土、ワラなど住みかをつくるWSで扱った素材を展示。
WSの内容を各回ごとにまとめた写真集
畳がきれいに納まり完成しました。
この土地での設計アイデアやエピソードが敷地内に26か所散りばめられてます。
敷地内各箇所をめぐって、めぐって、めぐって
畳職人さんによる畳の仕立て実演。2代目から丁寧な解説、3代目の実演。通常見ることのできない職人の技に魅せられました。(加藤畳店:職人さんによる畳の仕立て実演。2代目から丁寧な解説、3代目の実演。通常見ることのできない職人の技に魅せられました。(加藤畳店 https://tatami-katou.com/
設計担当者からプロジェクト全体をめぐりながらの説明ツアー
夕刻より、当プロジェクトの事業主かつ大家さんの安藤さんと弊社代表山田との対談「ビオフォルムカフェ」。お題は「焚き火のような住まいづくり」。コミュニティづくりや地域との繋がり、環境との調和などその界隈で、知見、経験豊富なレジェンドの方々とのリレートークが面白かったです。
トークのあとはお待ちかねの交流会。トークの間中キッチンからいい匂いが漂っていたのです。お料理はカオルナカノさん。焚火や、石、水、土といった自然素材をフィーチャーした、美しく、美味しく、豊かな食卓でした。
弊社女性スタッフも調理のお手伝い。楽しそう。
めぐってめぐって手拭いも作りました。チラシは穴あき加工が施された面白いデザインです。(デザイン:日本デザインセンター)
企画編集・デザインを担ってくださった日本デザインセンターのデザイナーの方々と見に来てくださった先輩たち。住みかをつくるのWS含め、2年にわたり伴走いただきました。彼らの熱意と尽力がなければ、ここまで到達しえなかったです。大変お世話になりました。
展示の合間にも、よりよいものにブラッシュアップするために余念がないプロ意識とデザイナー魂には刺激と学びをいただきました。(日本デザインセンター https://www.instagram.com/p/DZM_wmek20K/?img_index=1
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NDCのみなさんと弊社代表、スタッフ 腹ごしらえ中。お疲れ様でした!

私たちはこれまでBIO(いのち)をFORM(かたち)にする、ということを標榜し、設計活動を続けてまいりました。今回、20周年を一つの区切りにしながら、私たちが培い考えてきたこれからの環境建築のあり方を、ささやかながら展示させていただきました。この展示から「未来」を感じていただけたならば大変嬉しく思います。  

「三年鳴かず飛ばずプロジェクト」の大家さんと住民の方々、随所で大変お世話になりました。多様な取り組みと可能性と試みを包括したプロジェクト、この先、この場がどのように歩まれていくのか、その一翼を担わせていただくことができ大変感謝いたします。
また、来場くださった方々、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。      ビオフォルム環境デザイン室 山田貴宏&スタッフ一同

ビオフォルム環境デザイン室展「めぐって めぐって めぐって 私と環境の結び目としての建築」
【主催】 (株)ビオフォルム環境デザイン室
【企画編集・デザイン】(株)日本デザインセンター https://www.ndc.co.jp/