【new】坂元植林の家「さとのえ」
地元に根差し、山を守りながら家づくりを行う「サカモト/坂元植林の家 」さんのモデルハウスとなります。母屋とエネルギー棟からなり、伝統的構法と現代の環境技術を組み合わせた、自立的な住まいのモデルです。2018年より、サカモトさん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんとともに、地域の地理的な特徴、建築、生態系、民族史など多様な視点から調査を行い、建物や敷地利用の設計に反映しました
その土地の木や土、竹など基礎部分以外はほぼ地域で得られる自然素材からなります。
自社の山の木を伐採し、自社で製材、乾燥、大工が手刻みで組んだ木の家、現場の土地の土を使った土壁、エネルギー棟は竹小舞土壁、古材を再利用し、外壁は現場で焼いた焼杉板貼り、文字通り地産地消、自給自足の家です。
また、現代の環境技術として、地域の豊富な木質資源を活用した、薪ボイラー、ペチカ、太陽熱集熱装置「そよ風」、太陽熱温水器、太陽光パネルを搭載、エネルギー棟は水、熱、電気の自給をするオフグリッドの取り組みをしています。いずれも、木質エネルギーと太陽エネルギーをフルに活用し、化石エネルギーに頼らずとも暮らしが成り立ち、さらには災害時にも対応できる仕組みとなります。
さらに、南北通風の確保や、重力換気用ハイサイド窓など最大限に自然通風を生かす間取や窓の配置、
多層空間によるダイレクトゲイン、微気象の形成など、多面的な仕掛けで適正な温熱環境を維持し
省エネを実現しました。
引き続き、風土形成事務所さんのもと、菜園の整備や雑木林の再生も行い、自給的な里山の暮らしの場を目指します。
ランドスケープデザイン:廣瀬俊介(風土形成事務所)
造園:よっちゃんの庭工房
設計協力:鈴木隆史一級建築士事務所
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