宮城県柴田町で進行中の「さとのえ」プロジェクト。
地元に根差し、山を守りながら家づくりを行う「サカモト/坂元植林の家 」さんのモデルハウスになります。自社の森の木を使い、自社の大工さんで手刻みで作ります。2020年より設計を担当させていただき、2022年秋、母屋が竣工となりました。
エネルギー、水の自給的な仕組みを備え、暖房は薪と太陽熱でまかないます。また、菜園の整備と雑木林、里山の再生も同時に行なっていきます。自給的な里山の暮らしのモデルを目指していきます。

引き続き、エネルギー棟の建築や、廣瀬俊介さんによるランドスケープデザインへと進みます。
※坂元植林の家ウェブマガジン「もりのわ」にて、坂元代表取締役 大沼毅彦さん、企画経営室 大沼育美さん、環境デザイナーの廣瀬俊介さんと山田貴宏のクロストーク“関係性のデザイン”が掲載中です。


2022年7月、母家と対をなすエネルギー棟の建物が上棟しました。竹小舞土壁でつくります。太陽熱、エネルギー利用、釜の設置など、母家のエネルギーの自給を目指します。


23年2月28日 完了検査。
温熱環境を計測しました。太陽熱集熱装置「そよ風」がよく効いてました。加えて、縁側のダイレクトゲインも効果あり。内部の居間空間と仕切り、複層的な構成にして温熱環境を整えます。床の表面温度計測中。33℃でした。
