藤野 / 連の家1
入れ子構造で温熱環境を
快適に保つ健やかな家
四軒が前後に連なり、藤野の里山の風景になじむ平屋風情で集落感のある住宅地をつくるプロジェクトの一軒目。
建物のプロポーションを低く保ち、里山と田園の風景に馴染むことをまずは共通のルールにしました。そのため、必要な床面積を二階に配置するとしても、天井高を低くし、屋根のかけ方にも配慮しています。
この一軒目では、ご主人の書斎と子供室をロフト風の二階に配置し、かつ、夏場の熱気を開放する経路としました。下屋空間からも空気が上に抜けるような開閉可能な小窓を設けています。
住まい手は農的な暮らしを指向されており、庭には菜園を整備しますが、連続性を大切にしながら、南側に大きな土間を配置しています。ここは作業の空間であるとともに、玄関でもあり、太陽熱のダイレクトゲインの場所でもあります。冬はここで太陽熱を蓄熱することで、夕方以降の寒さに備えることができます。
断熱を高めるために、土間とその内側にある居間はそれぞれ開口部に障子を仕込んであり、あたたかさを保つようにしています。
また東側には工房空間、食品庫などを配置し、外周部と内側、というように空間を「入れ子構造」にしています。これにより、より室内の温熱環境が安定することを期待しています。
アイランドを中心としたたっぷりとしたキッチンとその脇にはオーブンを備えた薪ストーブを設置しました。暖房と調理を薪で賄おう、というわけです。
下屋根の部分では太陽熱集熱装置「そよ風Ⅱ」を変則的に設置していて、太陽熱集熱の可能性にチャレンジしています。
健康的なお住まいを希望されており、構造材、内外装材に全て無垢の地元の木材を使用しています。和室は土仕上、その他は漆喰の仕上になっています。
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