持続可能な暮らしと
場のデザインをめざして
わたしたちの暮らしは
地域の自然や風土、
それを礎にしたなりわいや
文化の中で育まれてきました。
住まいは長年培われてきた知恵の集積であり、
建築は地域の風景を
形づくるものとして捉えます。
建築をとおして地域の自然、
環境、気候風土と調和し、
小さな循環を作り、
社会をつなぎ直す。
わたしたちは健やかで
安心感のある暮らし、
環境、地域、社会に開いた建築を
実現したいと考えています。
環境との調和、
循環する建築
自然界や生態系の循環に沿うことが
とても大事だと考えます。
建築も、できるだけその地域にある資材や
環境負荷の少ない素材を用い、
太陽や風など自然から得られるエネルギーを
うまく取り入れたものが良いと考えます。
省エネルギー性と快適性を両立させ、
かつ総合的な環境価値を持つ
建築と住まいをつくります。
ヒト、モノ、自然
関係性のデザイン
生態系の健全性は、
多様な要素がつながりあうことで成り立っています。
それに倣い、建築や場が健全な多様性を紡ぎ直す
ハブとなることを目指します。
例えば、農園とレストランと加工場が併設され、
有機的につながり、
人や資源が循環し新たな価値を生むような、
建築からより開かれた場の創造と
地域のデザインに取り組みます。
農的暮らしと
パーマカルチャー
自然環境を修復し、
かつ人間自身も大地に根ざした
安心感のある暮らしを取り戻すためには、
私たちは太陽の恵を源泉とした
植物的な文明に転換していく必要があります。
そうした「農的暮らし」と、
それを具現化する「パーマカルチャー」の
考え方を下敷きとしながら、
住まい、建築、地域をつくります。