

果物の産地でもある北海道余市の果樹園を背景に、これからのエコロジカルでコミュニティのある暮らし方をめざす、エコビレッジをつくろう、ということでプロジェクトがスタートしました。事業の核となる「エコカレッジ」を開催できる研修施設をつくろう、ということになり、3年近くの計画の末、2014年秋に竣工しました。
コストの制限があるなか、シンプルな構造、素な仕上、セルフビルドなどを駆使し、空間としてはあたたかみのある豊かなものになりました。
北海道らしく、断熱はしっかりとし、壁には200ミリの断熱、トリプルガラスの木製サッシを採用しています。
衛生陶器メーカーが開発したコンポストトイレも試験的に導入しています。
今後は目の前にある菜園、果樹園と有機的に連携しながら、これからの持続可能な暮らし方のモデルケースとなり、地域のまちにも還元できるような場づくりをめざしていきます。
所在地 | 北海道余市町 |
竣工 | 2014年10月 |
規模 | 木造平屋建て(ロフト付き) |
用途 | 研修施設 |
延床面積 | 89.43m2(27.0坪) |
その他 | 高断熱仕様、コンポストトイレ 基本設計:ビオフォルム環境デザイン室 実施設計/監理:アトリエモモ(櫻井百子)、風のふ(今井歩) |