ビオフォルム環境デザイン室では、これまで個人住宅から集合住宅、宿泊施設、
商業施設、福祉施設、多用途複合施設など100件ほどの設計に取り組んできました。
ビオフォルム環境デザイン室では、これまで個人住宅から集合住宅、宿泊施設、
商業施設、福祉施設、多用途複合施設など100件ほどの設計に取り組んできました。
吹抜けを通して家族が互いを感じながら暮らせる平面計画としました。南側に設けたテラスは、引込戸を開けると居間とつながり一体感が生まれます。外壁は焼杉を張り、大きな庇と外部の中間領域を作りました。太陽熱利用システム「そよ風」を備えています。
背骨のように家の中央を通る廊下が家全体の風の通り道となるとともに、その先の居間の広い空間を引き立てます。平屋ならではの高い天井、引込戸による大きな開口部、各所に設けた天窓からの自然光等、光や風が通うおおらかでのびやかなおすまいとなりました。
岩手県広田半島、海に大きく開きL字型のプランとすることで、各部屋から海が見え光と風がよく通ります。1Fに設けた内土間と外土間は、時にキッチン、釣りや海遊びの着替え、また友人が集う場所など、外部と内部、人とモノの流れの結節点の役割を果たします。
太陽光発電や雨水利用、天窓、菜園など、“エネルギー、食、水”を少しでも自給できる仕掛けを取り入れました。断熱性能は「次世代省エネ基準」以上を確保し、太陽熱のダイレクトゲイン、適正な大きさの開口部等で、エネルギー自給率はかなり高くなっています。
先祖代々続く農家さんの築50年の家の改修。耐震補強を施し、外観は屋根を低く削り現代的なフォルムにしました。土壁の外側に断熱を施し蓄熱性を引き出す断熱改修や、太陽熱集熱装置「そよ風」の採用、薪ストーブの設置で温熱環境の向上を実現しています。
地域の無垢材を使用し、伝統的な竹小舞/土壁と漆喰で仕上げました。自然素材の断熱材や通風型の建具や天窓を用い、省エネや温熱環境にも配慮しています。庭は菜園とし、遮光を兼ねた植物棚、雨水のカスケード利用など農が暮らしにとけこむ工夫をしました。
木造で日本の伝統的な竹小舞土壁や瓦等を使用した住宅です。太陽熱利用、蓄熱、通風など様々なパッシブ技術の仕掛けを取りいれ、昔ながらの職人の技術と知恵と、現代の技術が響きあうお住まいです。内外装に自然素材を用い、健やかな住環境が得られています。
海を背景にL字型のプランとすることで、一日中太陽の光が当たり開口部から海風がよく通ります。水揚げされた魚を捌き小商いもできるサブキッチン、外土間や水仕事ができる内土間、瓦屋根、漆喰塗装など、随所に海とともにある暮らしを営む工夫をしています。
神奈川県藤野町。里山の風景になじみ集落感のある風景を醸す、7件が連なる住宅プロジェクト。プロポーションを低く保ち、勾配屋根を揃え、外装も杉板か漆喰に統一。全体の風情をそろえることで、家が風景の一部になる良質な居住環境づくりを目指しました。
伝統構法で作った平屋建て。住まい手と多摩の山や製材所まで赴き、杉、桧を構造材、内外装材に使用。田の字型の間取りで、無駄な空間がない合理的な配置計画です。土壁の蓄熱性を確保するため外壁側に断熱を施し、内外装は土と木で調湿性も期待できます。
国産材の多面的かつ量的な活用として注目されるCLT(直交積層材パネル)を、構造と内装に使用。パネルをそのまま内装材とすることで工事短縮となり、パネルの利点として音、温熱環境とも良好です。外装の意匠は伝統的な伊勢地方の住宅をモチーフとしました。