PICA表富士キャンプ場BBQ棟


所在地 | 静岡県富士宮市 |
竣工 | 2012年7月 |
規模 | 木造平屋建て |
用途 | 屋外飲食 厨房棟 |
延床面積 | 196.56㎡(59.3坪) |
吹抜けを通して家族が互いを感じながら暮らせる平面計画としました。南側に設けたテラスは、引込戸を開けると居間とつながり一体感が生まれます。外壁は焼杉を張り、大きな庇と外部の中間領域を作りました。太陽熱利用システム「そよ風」を備えています。
背骨のように家の中央を通る廊下が家全体の風の通り道となるとともに、その先の居間の広い空間を引き立てます。平屋ならではの高い天井、引込戸による大きな開口部、各所に設けた天窓からの自然光等、光や風が通うおおらかでのびやかなおすまいとなりました。
岩手県広田半島、海に大きく開きL字型のプランとすることで、各部屋から海が見え光と風がよく通ります。1Fに設けた内土間と外土間は、時にキッチン、釣りや海遊びの着替え、また友人が集う場所など、外部と内部、人とモノの流れの結節点の役割を果たします。
復興の象徴として蔵の並ぶかつての風景を再生し、地元の木材と作り手による地産地消の建築です。瓦や杉という板張りの伝統的な建物の風情を醸しつつ、トラス架構、天窓やガラスなど現代技術の活用、自然エネルギーの利用など次代へつなぐデザインとしました。
住まい手自らが主体となり企画した、コーポラティブ形式によるコレクティブハウス。土壁や自然素材の使用に加え、様々な環境配慮型の技術を取入れました。環境とコミュニティという課題に対し、住まいの総合的な価値を構築し、住環境からの解決をめざします。
「食」をテーマに地域コミュニティの核となる場づくりをめざし、1階は地域に開かれたシェアキッチン・コミュニティスペース、2階はシェアハウスへ改装しました。建材の地産地消や環境への配慮も大きなテーマとし、木材は東京の木、屋根は草屋根としました。
太陽光発電や雨水利用、天窓、菜園など、“エネルギー、食、水”を少しでも自給できる仕掛けを取り入れました。断熱性能は「次世代省エネ基準」以上を確保し、太陽熱のダイレクトゲイン、適正な大きさの開口部等で、エネルギー自給率はかなり高くなっています。
先祖代々続く農家さんの築50年の家の改修。耐震補強を施し、外観は屋根を低く削り現代的なフォルムにしました。土壁の外側に断熱を施し蓄熱性を引き出す断熱改修や、太陽熱集熱装置「そよ風」の採用、薪ストーブの設置で温熱環境の向上を実現しています。
自然素材と自然エネルギーを用いた健康と癒しの“BIOHOTEL”。内外装に自然素材を用い、床材は地元の赤松、裸足でもすごせるように低温の床暖房を採用しています。赤松のチップをボイラーの燃料として、熱を暖房と給湯に供給するエネルギーの地産地消です。
子供達の感性を育むことを願い、内外装は杉/桧を主体とした自然素材、スタッフの方々と山に出向き選んだ木を大黒柱としました。南側に設けた大きな開口部からの日射、太陽熱温水器とペレットストーブ/ボイラー等、暖房、給湯とも自然の恵みを活用しました。
「エコロジー」「オーガニック」「ローカル」「自然エネルギー」をキーワードに、循環型の仕組みと技術を取り入れ、パーマカルチャーのデザイン手法を用いた環境配慮型の施設。滞在することで、自然と環境問題とその解決方法に気づくことを目指しました。
菜園付き賃貸住宅「畑がついたエコアパート」 。東京の木を構造材や内外装材に使用し自然素材にこだわった空間と、隣人とのコミュニケーションを育む菜園が特徴です。屋根面での太陽熱集熱や雨水利用の仕組みなど、環境に配慮した仕組みがつまっています。
徳島県神山町。家族用を中心に全20戸の公営賃貸住宅です。内外装材は全て神山町の木材、作り手も町の大工さん。地域の木材を熱源とした熱エネルギーが地中埋設型の熱供給配管で施設内を循環します。住民が交流できる場「コモンハウス」を設けました。
4世帯のコーポラティブ形式による長屋住宅。ロフトを備えたメゾネット形式の住戸です。築80年の古い古民家を解体した材を移設し、組まれていた通りに住戸の中で再利用しました。受け継がれてきた材料に新たな命を足し、次世代へつなぐことができました。
体験農園とデイケアサービスセンター、カフェからなる複合施設「いるかビレッジ」。庭と菜園をパーマカルチャーガーデンとし、バイオジオフィルターと池を設け施設からの排水や雨水を循環させています。風景も設備も住まいと庭がつながるデザインとしました。
「いるかビレッジ」内のデイケアサービスセンターです。暮らしの中でのリハビリ「ライフセラピー」を建築で下支えすることを目指しました。隣のママカフェおよび菜園と有機的につながりながら、ご年配、親、子供の三世代がつながる仕組みをつくっています。
地域の無垢材を使用し、伝統的な竹小舞/土壁と漆喰で仕上げました。自然素材の断熱材や通風型の建具や天窓を用い、省エネや温熱環境にも配慮しています。庭は菜園とし、遮光を兼ねた植物棚、雨水のカスケード利用など農が暮らしにとけこむ工夫をしました。
木造で日本の伝統的な竹小舞土壁や瓦等を使用した住宅です。太陽熱利用、蓄熱、通風など様々なパッシブ技術の仕掛けを取りいれ、昔ながらの職人の技術と知恵と、現代の技術が響きあうお住まいです。内外装に自然素材を用い、健やかな住環境が得られています。
海を背景にL字型のプランとすることで、一日中太陽の光が当たり開口部から海風がよく通ります。水揚げされた魚を捌き小商いもできるサブキッチン、外土間や水仕事ができる内土間、瓦屋根、漆喰塗装など、随所に海とともにある暮らしを営む工夫をしています。
環境の時代を見据え、環境建築としての住宅を意図しました。寒さ対策として南面は全面ガラス、日差しを蓄熱する壁を設置。ペチカには地域材を使用。夏の遮光、遮熱のため「外付けブラインド」を採用、通風のため天窓や妻面上部からの排気を可能にしました。
神奈川県藤野町。里山の風景になじみ集落感のある風景を醸す、7件が連なる住宅プロジェクト。プロポーションを低く保ち、勾配屋根を揃え、外装も杉板か漆喰に統一。全体の風情をそろえることで、家が風景の一部になる良質な居住環境づくりを目指しました。
伝統構法で作った平屋建て。住まい手と多摩の山や製材所まで赴き、杉、桧を構造材、内外装材に使用。田の字型の間取りで、無駄な空間がない合理的な配置計画です。土壁の蓄熱性を確保するため外壁側に断熱を施し、内外装は土と木で調湿性も期待できます。
国産材の多面的かつ量的な活用として注目されるCLT(直交積層材パネル)を、構造と内装に使用。パネルをそのまま内装材とすることで工事短縮となり、パネルの利点として音、温熱環境とも良好です。外装の意匠は伝統的な伊勢地方の住宅をモチーフとしました。