Concept

持続可能な暮らしと場のデザインをめざして

 

ビオフォルム環境デザイン室の羅針盤

 わたしたちの日々の暮らしは地域の自然や風土、またそれを礎にした文化との応答の中で育まれてきました。そして地域の風土とともに長年に渡って培われた知恵の集積が「住まい」です。
 ところが、現在の家づくり、建築づくりは、あたかも外部の環境や地域とは無関係のような「箱づくり」が多いように思います。かつて家づくりは地域に根ざしたなりわいだったのが、今では、カプセル化、外注化してしまい、地域や環境とのつながりを失ってしまいました。

 近代技術の恩恵は私たちにとって大きいものでしたが、一方で温暖化や環境汚染、健康被害というツケを払うことになってしまいました。住環境は技術によって自由にコントロールできるものとされ、その結果、家が「閉じて」しまい、人と自然のつながり、人と人とのつながりも失われていきました。そしてそれが結果的に日本の美しい自然と集落の風景までも破壊してしまいました。しかし人は風土と大地との繋がりなしでは生きることは出来ません。
 また、少子高齢化、労働人口の減少、成長しない経済、そして余る住宅、などあきらかにこれから「下降する時代」を迎えます。そうした中で、すぐ捨て去られてしまうようなジャンクな家や建築はもはやつくることはできません。いまは、真に価値ある住まい、住環境とは何か、ということを問い直すよいチャンスなのです。創造性を駆使して、むしろ楽しく乗り越えていきたいものです。
 

 そうした中で、わたしたちは、もう一度原点にたち戻り、もっと住まいを環境や地域に対して開き、自然がもつ豊かな恵みやちからを活かした、風土にあった住まいと場をつくりたいと思います。
 環境と調和した”開かれた”住まいは隣人とのつながりをも生み、また、より少ない資源とエネルギーで、より豊かに暮らしていくことができる住まいになると考えています。

photo_concept_0_1

 そしてそれが真に価値があり、長年にわたって数世代にも住み継がれていくような生命力のある住まいや建築になると信じています。
 「高機能」で「かっこいい」デザインは、それはそれで大切ですが、住まい、建築づくりの一部の要素でしかありません。目指すは、そうした「箱」のデザインもさることながら、周囲の要素との「間(ま)」をうまくつなぎ、つむぎながら、ハブとして機能するような、いわば総合的な「関係性のデザイン」です。
 ヒントは温故知新、すでに伝統と民家などにあります。しかし、単に昔に戻る、ということではなく現代の技術もうまく組み合わせながら、「現代の民家」をつくり、次世代に継承していくということが大切だと考えています。
 わたしたちはそんな住環境と建築/場づくりを提案します。

photo_concept_0_2




  • Ecological

    木の家 / 自然素材の家づくり


    • 木の家

    • 地域で採れる無垢の材

    • 土壁、漆喰、自然系塗料

    • 循環系の材料






  • Sustainable

    省エネで快適な暮らし


    • 太陽とパッシブデザイン

    • 風をとおすデザイン

    • 熱をためる

    • 断熱のこと

    • 住まい手の工夫と暮らし方

    • 石油系資源に依存しないバイオマスのちから

    • 住まいの総合評価






  • Local

    日本の伝統 / 地産地消の家づくり


    • 地産地消の家づくり

    • 木を組むという伝統的な構法

    • 森も地域も元気にする

    • 地域の職人さんとつくる






  • Community

    シェアする暮らし


    • 建物をコミュニティに開く

    • 人と人とのつながり






  • Permaculture

    農的暮らしとパーマカルチャー


    • 菜園のある暮らし

    • 循環型のしくみ

    • 自分の手で生み出す暮らし